いろいろなヨーグルトを種菌として自家製ヨーグルトを作ってきましたが、最近はカスピ海ヨーグルトが気に入っています。
とろっとクリーミーな味わい、ヨーグルトメーカー不要、混ぜて室温で置いておけるその手軽さもいい!
特に夏は気温が高いので、寝る前に作ったら朝でき上っています。
カスピ海ヨーグルトの特徴
カスピ海ヨーグルトは、その名の通りカスピ海周辺の地域で古くから作られてきた発酵乳製品です。
1. ねばりとクリーミーさ
カスピ海ヨーグルトは、通常のヨーグルトよりも粘りがあり、クリーミーな食感が特徴です。この食感は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌「クレモリス菌FC株」と「アセトバクター菌」によるものです。
2. 健康効果
カスピ海ヨーグルトには、整腸作用や免疫力向上、便秘改善などの健康効果があります。特に、クレモリス菌FC株は腸内環境を整える効果が高く、腸内の善玉菌を増やします。
私の腸にはカスピ海ヨーグルトが合っているようです。
3. 低温発酵
カスピ海ヨーグルト」の発酵は20~30℃が適温。(27℃が最適).
通常のヨーグルトは40℃前後で発酵させるのに対し、カスピ海ヨーグルトは20~30℃の低温で発酵させるため、室温で簡単に作ることができます。
カスピ海ヨーグルトの作り方
カスピ海ヨーグルトは、自宅で簡単に作ることができます。以下に基本的なレシピをご紹介します。
材料
– 牛乳または豆乳:1000ml (私は牛乳半分、豆乳半分で作っています)
– カスピ海ヨーグルトの種菌(市販のカスピ海ヨーグルトを使ってもOK):大さじ6
手順
殺菌
蓋付きの耐熱容器を使用してください。容器やスプーンは、作る前に熱湯で必ず消毒してください。
混ぜる
容器に種菌を加えます。
1000mlは大さじ6ほどです。
固まりにくいからといって種ヨーグルトを入れすぎないでください。かえって固まりません。
牛乳または豆乳を少しスプーンやホイッパーでよく混ぜます。
混ざったら残りの液体を入れ、全体を混ぜます。
発酵
室温(約27℃前後)で発酵させます。
暑い季節は、室内でも30℃以上になることがあります。冷房を入れた涼しい部屋など30℃を超えない涼しい場所で発酵させてください。夜間の涼しい時間帯で作るのもおすすめです。
完成
できたかどうか確認する時はななめに傾けてるだけにし、容器は振らないでください。
固まりかけのヨーグルトを振ったり、スプーンでかき混ぜたりすると、その後しっかり固まらなくなります。ヨーグルトが固まっていたらすぐに冷蔵庫に入れてください。
できあがったヨーグルトはまぜると粘り気がでてきますよ!
注意事項
最近の日本は夏場の最高気温が40度になることも!!
30℃を超えるとクレモリス菌FC株は弱り、雑菌が繁殖する恐れもあります。
一般的なヨーグルトメーカーは、40℃付近に設定されており、これを使うとカスピ海ヨーグルトの乳酸菌はどんどん死んでしまいます。室温で作るほうが無難です。
できたかどうか確認する時容器は振らないでください。
固まりかけのヨーグルトを振ったり、スプーンでかき混ぜたりするとその後しっかり固まらなくなります。容器を静かに斜めに傾けヨーグルトが固まっていたらすぐに冷蔵庫に入れてください。
暑い季節の注意
気温が高いと固まるまでの時間が短くなります。
いつまでも室温においておくと、乳酸菌が弱り、酸味もでます。
その時々で様子を見ながら、固まったと思ったらすぐに冷蔵庫に入れるようにしてください。
また、粉末の種菌も販売されています。
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一回きりではなく、一度カスピ海ヨーグルトをつくれば何回も継ぎ足しでつくれるのでコスパもいいですね。ただし、味が変化していくので、季節ごとに新しい種菌でつくることをおすすめします。
カスピ海ヨーグルトは、その独特の粘りとクリーミーな食感、そして健康効果から、ぜひ日常に取り入れたい一品です。自宅で簡単に作れるので、是非チャレンジしてみてください。日々の食事にカスピ海ヨーグルトを取り入れることで、腸内環境を整え、健康的な生活を送る手助けになります。
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